キラキラルーム

園長コラム

2022年9月 園長コラム

ヨコミネの教育(9月編) ―心・体・学ぶ力を育てるー

“運動会を楽しみ、頑張る心の育ち“
子ども達は「楽しいこと」に飛びつきます。
子ども達は「おもしろいこと」にもっと「楽しく」を求めます。
子ども達が自ら求める活動から「意欲」(やる気)が育ち、頑張る力が継続してきます。
私たちは「練習」という言葉を使いがちですが、毎回、同じにかけっこやスポーツをやっているようで、内面の気持ちは違います。「今日は,○ちゃんに負けない」「今日のスポーツでは側転を頑張る」など、内面の気持ちは違うのです。
“一人一人の子どもを見る“とは、子どもの内面を理解し励まし認めていくことです。表面に変化が見えないと「いつも同じだね」などと言いたくなりますが、表面の姿ではなく、内面の”根っこの育ち“を見ていくことが大切です。

「お姉さん、絵本読んでね」 
ひよこ組、年中・年長組
小さいクラスのお友だちにやさしく絵本を読む姿が微笑ましい異年齢の育ち合いの姿です。
「ヨコミネの最初は鉛筆をもつことから」
年少組
背中を伸ばし、鉛筆の持ち方を先生に教えていただき、筆圧の練習を真剣に行っています。
「絵の具って、楽しいな」
年少組
クレヨンと絵の具を使ってのびのびと表現遊びを楽しみました。先生に絵の具の出し方、溶き方、筆の持ち方の基本を教えていただき、画面いっぱいに筆を動かしていました

保育(子育て)の心「自分の気持ちを伝えられる心の育ちを」

小学校以降に成長した時に「こんなはずではなかったのに…」「まさか、我が子が・・・」不登校、いじめなど思わぬ行動に頭を悩ませることが多々あります。原因として、「幼児期に自分の気持ちをコントロールする体験が不足では・・・」と考えさせられます。「まだ、幼いから」「大きくなればわかることだから…」という、親の甘やかしと子どものわがままが先行した場合、「自分でどうしてよいかわからない」「自分に自信がない」など、心の弱さから「生きる力」の根っこが育っていかないのです。幼稚園の生活では、玩具の取り合い、ゲームの勝ち負け、かけっこ競争など、様々な経験をとおして、我慢する力、頑張る力が根を張らせていきます。幼児期の遊びの体験の必要性を切に感じます。

◎絵本読み聞かせタイム(園長コーナー)

年少・ひよこ組は「紙芝居」を通して、お話の流れを楽しみます。
年中・年長組:「ももいろのきりん」のお話の続きを楽しみ、子ども同士で感じたこと、考えたことを伝えたり、絵に描いたりしてイメージを広げていきます。
続きを楽しみに聞き、話の展開をイメージして聞けるようになりました。

9月のお話「かぐやひめ」