2024年3月 園長コラム
~できることの喜び!~
ヨコミネの教育を受けて小学校へ巣立っていく子供達の成長した姿を見ますと、「できること」が多くなりました。
小学校へ入ると、集団で授業を受け、教科書を通して読み書きや思考力、発表力等も求められ、時間単位で机に向かいます。
年長組の子供達は、年少・年中組の保育室へ入り、ワーク指導の「子供先生」をしています。子供先生は、姿勢、足をそろえて腰掛けること、鉛筆の持ち方ワークでの書き順などを黙って丁寧に見て、教えています。
年少児は「こんなに〇をもらった」と、子供先生に〇をつけてもらうのが楽しい子供達です。
どの子供達の背筋も伸び、先生の目を見てあいさつができ、靴をそろえて入れられる。このような育ちは授業前段階の基本的な「心」の育ちです。
異年齢の育ち合いがヨコミネの教育の基本となっていることの再確認の毎日です。
大きなじゃがいも楽しみだね。 農園にじゃがいもの種植えを頑張りました。 |
園長先生のペープサートで大喜び! 「にってんさん、がってんさん」のお話を夢中で聞き入りました。 |
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保育(子育て)の心 “思いやりのこころ”
年長組と年少組のお友達が一緒にリレーをすることになりました。
年長組は2チームに分かれ、勝ち負け争いで走っていました。3番目のランナーから年少組のお友達になりました。その瞬間、年長組のランナーのA君は、年少組のB君のスピードに合わせ、途中からはB君の後ろから走り、年長組の子供達は「あか組がんばれ!」の応援合戦が始まりました。
誰の指示や指導もなく、年少組を楽しませ応援するお兄さん、お姉さんに成長した年長児の育ちに先生方は涙して喜び合いました。
過日、お世話になった年長組のお友達にお礼の言葉を言おうということで、担任の先生が子供達に聞いたところ、「泣いているとき,やさしくしてくれた」「私が落としたおもちゃをひろってくれたの」など、年少、年中さんは優しくしてもらったことを覚えているのです。
先生方の、一人一人の子ども達の思いや考えを受け止め大切に伝え合う心の教育に感謝です。
◎絵本読み聞かせタイム(園長コーナー)
3月のお話:「はなさかじいさん」