2025年01月 園長コラム
“跳び箱に挑戦!” 年長組の子供達
年長組は、12月の幼稚園行事の大イベントのクラス発表会で、各演目を披露しました。
小学生用跳び箱の5段跳びまでは、全員が挑戦しました。子供達の意欲は不思議です。
6段を跳べると7段への挑戦欲求が、7段を跳べた子供は8段への意欲をもって頑張るのです!
Aちゃんは繰り返しの挑戦で、踏み板からジャンプ!
最初は先生に支えられて跳び超え、自力で跳べた時の「やったー!跳べた~!」の歓声は、他の子供達の「やってみよう!」という意欲につながりました。
列を作って跳び箱8段に向かってジャンプ!。2週間後、発表会を目前に年長児の半数以上が8段跳びを頑張りました。
もちろん、5段の子供も、2段からの挑戦、何十回に及ぶ繰り返しの自己練習を行い成果を自覚しました。
その眼差しは“自信いっぱいでした!”先生方はその姿に感動の涙でした。
“満2歳・3歳児のひよこ・ぴよぴよ組さんもヨコミネの体操に参加しました!
おうちの方の援助を受けたり、競争したりして、園庭を走り、
ジャンプ10回、声を出して数、開脚では足を広げ、
つま先を持つ技も覚え頑張りました。
ぺったん!ぺったん!「おもちつき」 お手伝いのお父様に杵の持ち方を教えていただき 元気いっぱいつきました。 湯気のあるお米がお餅になっていくのが、 不思議でした |
お供え餅つくりに挑戦! まーるいお餅を重ねて作りました。 お正月に飾る鏡餅を作りました。 |
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つきたてのお餅は熱くてフワフワ 手につかないように、餅とり粉のつけ方を教えていただき、鏡餅の作り方を教わりました。 |
「こんな場面、あんな場面」で“考える力」を
日常の子供達の生活場面を見ていますと、声のかけ方によって、子供達の考え方や生活する力が、「自立」につながっていきことを感じます。
私達大人はお世話好きで、大人目線で手伝い、「こうやるの」などと「急発進」の言葉がけをやりがちです。
☆2歳、3歳児のしつけについて
・「手洗い後、袖をぬらしてきた時」
即、拭いてあげたり、袖をまくってあげたりする前に、「どうして、ぬれちゃったの?」と考えさせ、
蛇口のひねり方、袖のまくり方をやって見せて教えると、「そういうことなのか」と考えようとして学んでいきます。
・「玩具の取り合いや片づけができない時」
命令調で叱り、乱暴な片付け方について、「だめ!」を言いたい時、
「このおもちゃが欲しいの。お口で言おうね。」「Aちゃんも欲しいって言ってるよ」まずは、「なぜ」「どうして」の気持ちを話して、考えさせることが、しつけの一歩です。
また、おもちゃは“お友達”同様の大切な存在です。
「積木さんがね、“いたーい!”って泣いているよ。」「Bちゃんだってポーンとされたら嫌だよね」と、相手の気持ちや、物を大切に思う気持ちを伝え、考えられるように育てていきたいものです。
☆4・5歳児は考える力、伝え合う力
幼稚園の先生方は、子供達の行動を見ていて、危険度によりますが、「なぜ「どうして」と問い考えさせます。
友達同士で話し合わせたりし、時には時間をかけて考えさせます。
「室内を走った時」や「友達同士のトラブル」「言ってはいけない言葉を発した時」など。
自分なりに考える力、それを伝える力を育てていきます。
根気がいりますが、一度身についた考える力は、心の根っこ“として、その後の成長のおりおりに根付いていきます。
◎絵本読み聞かせタイム(園長コーナー)
節分行事を前に、昔話の世界を楽しみます。
☆園長コーナー 1月の昔話 大工とおにろく