2024年9月 園長コラム
今学期は、一学期に身についた約束や習慣づけに戻していくことから始めます。
どんな約束や習慣が守られ、身に付いているでしょうか
幼稚園では、ご家庭での生活リズムを戻す習慣づけのご協力のもと、基本的生活習慣の確認から始めます。子供達の集団生活の力は素晴らしく、遊びや生活の学ぶ意欲は私ども保育者が驚くことばかりです。年長組さんが、年少組やひよこ・ぴよぴよ組さんにお手伝いに来て、挨拶や身の回りの始末の仕方など、見守り教えていきます。
また、友達関係を広め、先生やお友だちとのコミュニケーションを深めていきます。
登園したら、ワークを行い、スポーツでは、運動会に向けて開脚、長座、ブリッジの基本から始め、学年の成長を促すプログラムを行います。「やればできる」「もっとやりたい」「Aちゃんのように頑張るぞ!」などなど、一人一人の自信や意欲が育てていく学期です。一人一人の子供達の練習する意欲を認め、褒め、「頑張る心」を育ててまいります。
「園長先生 あのね」 休日後の子供達は「あのね、トンボさんがね・・」「あのね、お手伝いをしてママに褒められたの」などなど…お話がいっぱい!聞いてもらえることが嬉しい子供達です。 |
「ぼく、知らないことがいっぱい!でも、楽しい!!」年長組 9月から転入してきました。お友達の真似をしながら真剣です。 |
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「朝の挨拶が上手にできます!」 年少組 毎週、園児全員で「朝の会」を行います。みんなの前で元気いっぱい、ご挨拶ができ、たくさんの拍手に嬉しそうでした。 |
保育の心 “集団生活は「考える力」を育てる場です”
お友達とのトラブルがあった時、先生に注意された時、玩具の取り合いなど…
「○○ちゃんに〝きらい〟って言われたの」「先生は僕が悪くないのに怒ったの」
「○○のおもちゃ、みんな持っているから私も欲しい」などなど・・・。
子供達は自分を中心に考えて生活していますので、子供の話に戸惑うことも多々あると思います。
先生方は、子供同士の様子をよく見ており、自分で解決できるか、時には、注意し合えるか、自分なりに納得できているのかなど、一人一人の子供達の心の動きを捉えております。
トラブルでは、まずは、その子の言い分を聞いて「なぜ」「どうして」といろいろ話させます。話していく中で自分なりに「考えられる」ようになるのです。そこで相手のお友達の考えを聞き、考え方の違いを伝え合います。
年少組などの子供達は玩具の取り合いが多いのですが、限られた数の玩具を交代で使うなどの経験をして順番や交代体験を積ませていきます。
一人一人の思いや考え、習慣を持った子供達の集団生活では、思うようにならないことが多くあります。まずは、先生に伝えられることが大切です。いろいろなお友達との体験は子供達の思考を広げコミュニケーション力の第一歩です。
お家の方が疑問に思ったら先生に連絡をして下さい。
◎絵本読み聞かせタイム(園長コーナー)
昔話の不思議な世界に引き込まれていく子供達です。
9月のお話:「かぐや姫」